ハードソイル(アスファルト・コンクリートの上にオーバーレイ方式で施工)
既存のモルタル、コンクリートなどの上にオーバーレイ方式で施工可能な土系舗装材。土舗装の表面温度はアスファルト舗装に比べて通気性があるため、低温に保つことができ、保水性があるため特に夏場の照り返しによる地表面温度の上昇を抑える効果があります(ヒートアイランド抑制効果)
主材と専用混和液(FC剤2000タイプ)を5:1の割合で添加し、モルタルのように混錬。左官方式にて1cm~2cm塗り重ねて施工します。
特徴
アスファルトより表面温度が10度下がる
室内の床、土間に活用できる
・主材と混和液がセットになって届く
・アスファルトの照り返し、ヒートアイランド現象対策に
・道路、駐車場に施工することで歩行性も良く柔らかい印象に
・無機顔料で任意の色に着色も可能
FC2000タイプを用いることにより、高い安定性(強度)が土舗装として得られる
耐摩耗性に優れている
タイル調や石材風仕上げ可能
カラー着色可能(カラー色は無機顔料の量で調節出来る)
オーバーレイ方式でコンクリートやアスファルトの廃材が出ず、環境に優しい
主材 | 固化剤・FC剤 2000タイプ |
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施工方法 | 練込左官方式・練込転圧 |
荷姿 | 主剤20kg袋 専用混和液4kg容器 |
施工例 | 駐車場・遊歩道・土間・園路・水路 |
ハードソイルとは
コンクリート、モルタルの下地の上に
練り込み方式(左官工法)で施工する「土舗装材」
無機固化安定剤 ( FC 剤 ) を使用したハードソイルは、コンクリート、モルタル等の下地の 上に練り込み方式 ( 左官工法 ) で施工するタイプの土舗装材。
主材と硬化剤の二剤硬化タ イプ ( 粉体と混和液 )でセメント系は使用しません。無機固化安定剤 ( FC 剤 ) を使用する ことにより、水和物結晶が安定するので土素材の特性を100%発揮する事ができます。
真砂土 85%~ 90%にハードソイル
硬化材 10%~ 15%を混ぜた舗装材料。
専用混和液 FC2000(弊社の固化剤)
主材の20%の量で混練して舗装材とする。
舗装の特徴
試験報告書
●改良土の一軸圧縮試験報告書
●歩行者系舗装材料の耐摩耗性試験
●溶出試験報告書
ハードソイル施工方法
主材に混和液を添加し、ミキサー等で混練し、舗装材とします。
オーバーレイ方式
新設、又は、既存のコンクリート・モルタル・アスファルト等の上に1cm〜 2cm、左官方式 で塗り上げる工法 。新規施工時モルタル 、コンクリート施工直後のくし引きを行い下地に密着 性を高める為のプライマー ( スーパーガニック m2/2kg ) を塗り込み 、乾かない前に追い掛け 仕上げで均一に塗る付けプライマーと同時に固化させる。
練転圧方式
主材と専用混和液で 、混合材料を作り、舗設後ローラー等で転圧を行う。
a) 路盤材は再生砕石 (RC-40 程度 )
b) 路盤の転圧は転圧プレートで十分に締め固めを行う。
c) 施工にあたり、路盤に水を散布 。混合材料を舗設後 20 分 〜 30 分以内に仮締めする。本締めは、表面の硬化状況を考慮して本締固めを行う。( 本締めは 0.6 t 級程度のハンドガイドローラー等で行う )
練左官方式
主材と専用混和液で混合材料を作り左官仕上げを行う。
❶ 前 a)b) に転圧方式に準ずる。
❷ 路盤に水を散布後、混合材料で施工厚 (40mm 〜 50mm) に
左官仕上げを行う。
オーバーレイ方式
練転圧方式 / 練左官方式
養 生
・養生期間は 、3 〜 7 日間程度とする。
・施工後 、雨漏りの恐れがある場合はブルーシート等で覆い養生する。 ・5°C以下の低温施工 、養生等は避けてください。
オーバーレイ方式施工要領
❶ [プライマー]下地材 スーパーガニック(2kg/m2使用)を清水(目安 重量の40%)で混練して 下地に塗り込む。
❷ [主材(ハードソイル)混練及び塗り上げ]ハードソイルの主材をモルタルミキサー等に投入し、攪拌しながら混和液を除々にいれ固練り状態で舗装材とします。下地、用途により、厚塗を選びます。
❸ [使用量]施工厚がm2/1cmの場合主材(25kg)、混和液5kg。m2/2cm厚の場合は主材(50kg) 混和液 10kg 必要量となります。
❹ [ 仕上げ処理 ] ハードソイル施工後表面水引状態を確認しながら再度コテ押さえ 、又は掻き落とし仕上げ等をする。
❺ [ 仕上げ ] 固化安定後表面に白い結晶が出ることがあります。固化後デッキブラシ等で水洗いして下さい。
❻ 養生としては雨、風、ドライアウト、冷害等に注意すること。
プライマー ( 白色 、又はグレー系 ) の上に
舗装材塗上げ
完成
[ 施工上の注意 ]
気温により固化時間が変わります。押さえ工程は水引状態を確認にして判断して施工して下さい。
養成機関は夏場 3 日、冬場 5 日〜 7 日で、その後開放出来ます。
補修工事(一例 何かの力が加わり破損した場所の補修例)
❶ 補修範囲を設定する。
❷ ハツリ、ケレン作業、下地調整等を行う。