はじめに
地球環境技術研究所は「土を科学する」を理念に「地球上どこにでもある資源」の土の可能性を常に探究・研究してきました。セメントの寿命は長くて70年、それに対し同じ石灰岩でも鍾乳石は何百年何千年と成長している。その違いを研究・解析したところ岩石が土になる過程で無機イオン成分が流出し、水によって石灰岩が溶けて炭酸反応を起こすことを発見。この研究データを元に誕生したのが無機固化剤である「FC剤」です。このFC剤を使用することで土を用いた建築土木資材などの商品化に成功しました。
土で出来ること
土は自然由来の保水性や透水性を持ちながらあらゆる建築土木資材になる可能性を秘めています。ここでは過去の実績の一部を紹介します。
リ・アース工法の土を使うメリット
保たれる景観性+歩行性
景観性を保ちながら、ハイヒールの女性や車椅子の方でも歩きやすい歩行性をもつことが可能です。
耐久性
弊社独自の固化技術により優れた耐久性を発揮します。公的機関の研究により、弊社のFC剤を使用・不使用では7倍の耐久性向上を実証しました。大阪城の舗装を手掛けて25年になりますがメンテナンスフリーとなっております。
透水性+保水性
水が浸透し水たまりになりにくく、歩行性が保たれます。また保水性があるため、特に夏場は気化熱による熱の放出が行われます。夜になっても温度が下がらず蒸し暑いという状況に効果を発揮します。
ヒートアイランド現象対策に
前述に記載した保水性により水分の気化熱により温度上昇を抑えます。また、土は照り返しも抑えるために昼間の温度上昇抑制に効果を発揮します。
高い自由度によるデザイン性
配合により色や荒さなど自由に変更することが可能です。構想にあるデザインの再現性を持ちながら、ヒートアイランド対策などの環境改善を実現します。
土の可能性
近年の地球環境現象イメージ図
透水性、保水性を放熱性という特性を持った土を舗装や壁材、外溝に使うことによって、これらの環境課題を解決できる可能性を秘めています。
弊社では「どこにでもある土」を30年にわたり研究。「自然に即した固化」技術の開発を続けてきました。その中で「中性」「無機」の雰囲気、固化する「FC剤」が誕生しました。